2025/10/13

こんにちは、シンポ歯科クリニック浦和の新保です。

「親知らず」は、奥の奥に生えてくる最後の永久歯。
一見問題がなさそうでも、実はお口の中でさまざまなトラブルの原因になることがあります。
ここでは、親知らずを抜くことで得られる主なメリットを紹介します。

① 虫歯や歯周病の予防になる

親知らずは一番奥にあり、歯ブラシが届きにくい場所です。
そのため、汚れが残りやすく、虫歯や歯ぐきの炎症を起こしやすくなります。
早めに抜いておくことで、隣の健康な歯を守ることができます。

② 歯並びやかみ合わせを乱さない

斜めや横向きに生える親知らずは、手前の歯を押すことで歯列を乱すことがあります。
特に矯正治療後は、親知らずの圧力で歯並びが戻ってしまうことも。
抜歯によって、歯列をきれいに保つ効果が期待できます。

③ 炎症や痛みを繰り返さない

親知らずの周囲は、歯ぐきがかぶさって汚れが溜まりやすく、
「智歯周囲炎」と呼ばれる炎症を起こしやすい場所です。
腫れや痛みを繰り返す場合は、抜歯することで根本的な解決になります。

④ 将来のトラブルを未然に防ぐ

一見埋まっていても、親知らずの周りに**嚢胞（のうほう）**という袋ができる場合があります。
また、高齢になってから炎症が起こると、治りにくく、抜歯も大変になります。
若いうちに抜いておくと、回復も早く、将来的なリスクを減らすことができます。

🪥まとめ

親知らずは「生えているから抜く」ではなく、
今後のトラブルを予防するために抜くことが大きなメリットです。
一人ひとり生え方や位置が違うため、気になる方は検査で確認し、早めの対策を考えましょう。